口臭対策をすることは清潔感が増しつつ、様々な病気の予防もできる。
口臭を気にしている人は多いと思うのですが、本当の原因を知っているでしょうか。
ガムやスプレーなどで、その場しのぎになっていませんでしょうか。
口臭の原因である汚れを知って、対策をすることで口内環境を整えて清潔感を増しましょう。
原因である菌には、病気のキッカケにもなってしまうのもあるのでケアをしておくことで大病の予防にもなるのです。
歯垢
口臭の原因の1つに、プラークがあげられます。歯垢です。
歯垢とは、食べカスに集まってきた細菌の塊です。
1グラムの歯垢には、1000個もの細菌がいると言われています。
これは肛門の細菌よりも多いそうです。恐ろしい。
磨き残した食べカスは非常に不衛生で、虫歯や口臭の原因となるのです。
毎食後、4~8時間ほどで段々と歯垢として形ができはじめ、24~48時間たつと歯石となります。
歯石は通常の歯磨きでは落とせないので、しっかりと口内ケアが必要となります。
汚れが残っていては口内環境は悪くなるばかりで、口臭の改善も難しくなります。
歯周ポケット
歯の表面の汚れだけでなく、歯茎の中にも汚れが溜まります。
歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯茎の隙間に悪い菌が溜まり繁殖するのです。
歯ぐきにある汚い細菌です、それが歯周病菌となります。
歯周病菌も口臭の原因に。
さらに歯周病菌は、口の中から全身に巡り、様々な病気の引き金になります。
日頃から歯間ブラシやフロスでケアすることで、口臭だけでなく病気の予防にもなるのです。
舌
実は口臭の原因の6割は、舌からの臭いだと言われています。
舌の上にある白い模様のようなものが原因。
これは舌苔(ぜったい)と呼ばれる、垢(あか)なんだとか。
本来、しっかりとよく噛んで食べていれば舌の動きで舌苔も長くとどまらないとのこと。
それが、あまり噛まないで食事をしたり、柔らかい食べ物を好んでいると舌苔が蓄積していくそうです。
この舌苔をエサとして細菌がどんどん繁殖し、不快な臭いを放つそう。
とっても恐ろしい話。
そして舌のケアをしている人は多くないのではないでしょうか。
口臭の対策に、舌のケアは大事なのがわかります。
ちなみに、舌を歯ブラシで磨くのはあまり良くない行為みたいなので注意が必要です。
歯ブラシで舌の表面に傷がついて炎症を起こして余計に臭いが強くなったりします。
できれば舌みがき専用のものを使うようにしましょう。
まとめ
口臭の原因は、磨き残しからできるプラーク(歯垢)と舌の汚れ。
歯磨きと歯間ブラシを使い、できるだけ口内ケアを心がけ歯周病の予防をしましょう。
舌の汚れも取るようにして、口のなかを清潔にしておくことで口臭の対策になります。
歯周病菌は、体内に入ると様々な病気のキッカケにもなるので、病気の予防にもなっているのです。