血管を若返らせるために考えるコレステロールのこと【脂質を考えた食事】
血管の健康と若返りを考えたときに、血液中の脂質のことも意識しなくてはいけない。コレステロールです。
悪玉コレステロールが血管壁にダメージを与える
まず、コレステロールにはLDLコレステロール【悪玉】とHDLコレステロール【善玉】があり、それぞれ役割が違ってきます。
そもそもコレステロールは、私たちの髪の毛や皮膚などの細胞膜やホルモンを作るための大事な材料です。
悪玉コレステロール【LDL】は、体のすみずみに材料となるコレステロールを運んでくれます。
そして善玉コレステロール【HDL】は、その余ったコレステロールを回収して肝臓に戻す働きがあります。
【悪玉】と【善玉】が、それぞれ適度な量で動いていれば問題ないのですが、例えば血液中に悪玉コレステロールが多くなると血管壁で酸化して血流を悪くしたり、血栓や動脈硬化を招く恐れがあるのです。
善玉コレステロールには、血管についたコレステロールを排除して、肝臓に戻す役割があります。それゆえに善玉なのです。
この善玉コレステロールが減りすぎることで、血管壁のコレステロール値が増殖して動脈硬化が進む問題があるのです。
脂質異常は血管に超わるい、解消を
血液中には中性脂肪というものがある。
中性脂肪は、運動時に必要なエネルギー源であり、体温の維持にも必要な要素である。
ただ最近の研究では、血液中の中性脂肪が高くなると、より酸化して動脈硬化を起こしやすいことが明らかになったそう。
血液中に悪玉コレステロールが多いと、血管内にコブのようなプラークができて、血流を妨げたり、血管を詰まらせたりして病気のリスクを高めてしまいます。
✅ ズボラでも中性脂肪とコレステロールがみるみる下がる47の方法
コレステロールのバランスを考えた油の摂り方
大事なことは悪玉コレステロールや中性脂肪を増やしすぎずに、善玉コレステロールは減らさないことです。
そのために、どの油の種類を摂るのか。
まず積極的に摂りたいのは、オメガ3系脂肪酸とEPAです。
・オメガ3系脂肪酸
亜麻仁油、エゴマ油、魚油(フィッシュオイル)など。
不飽和脂肪酸の一種で、血液中のLDLコレステロールを上げずに、中性脂肪を下げる作用があります。
積極的に摂ることで、心筋梗塞や脳梗塞が発症しにくいという研究報告もあります。
✅ オメガ3
・EPA
本マグロ、マイワシ、サンマ、ブリ、油の入ってない魚の水煮缶。
マイワシやサバ、サンマなどの青魚に多く含まれる油は、血圧を下げる成分もあります。血管をしなやかに開いて血流を良くし、動脈硬化の進行を予防します。
✅ EPA
摂りすぎに注意な油
控えめにしたい油は、不飽和脂肪酸とオメガ6系脂肪酸です。
・飽和脂肪酸
牛肉、豚肉、鶏肉などの脂身、ヤシ油、パーム油など。
牛肉や豚肉といった肉類から、バター、ラードなどに多く含まれる脂肪であり、摂りすぎると悪玉コレステロールを増やすことなります。
・オメガ6系脂肪酸
大豆油、コーン油、ヒマワリ油、紅花油など。
不飽和脂肪酸の一種で、悪玉コレステロールを下げる働きがあるものの、同時に善玉コレステロールも下げてしまうため、摂りすぎには注意が必要です。
過剰な摂取で動脈硬化を招くこともあります。
ドーナッツだけは食べるな
ドーナッツが大好きな皆さん、ごめんなさい。ドーナッツは糖質も脂質も多く、中性脂肪が増えます、そして悪玉コレステロールも多く増えて、体には毒です。
血管を若返らせて若々しい見た目も作っていきたいなら、多少の我慢も必要です。ケーキやクッキーも体に良くありません。
✅ パンと牛乳は今すぐやめなさい
体に毒な、食べ物。
・ドーナッツ
・かりんとう
・フライドポテト
・揚げパン
小腹が空いたときに食べるもの
カカオ含有率の高いダークチョコレートは、カカオポリフェノールの抗酸化力により血圧も下げてくれます。
その他、野菜たっぷりのスープや青汁などもオススメ
ちょっと、ちょっと我慢するだけで、血管や健康に役立ちますし、慣れたら続けられちゃいます。健康ライフの習慣化を目指しましょう。