肥満が新型コロナウイルスの重症化に繋がる?【血管内皮細胞】
肥満気味の人がコロナに感染すると重症化するリスクが高いとわかってきました。
コロナ自粛で太ってきてしまっている人の今後の対策をお伝えします。
高血糖や高血圧、糖尿病予備軍の方は運動をして血管内皮細胞を鍛えた方がいいと言うことです。
自粛太りが重症化に繋がる
コロナに感染し重症化している人は、肥満や糖尿病、メタボリックシンドロームの人が多いと報告されています。
さらに、コロナ感染症は血栓症が多く見られるという報告もあります。
これはどういうことかと言うと、コロナに感染すると血管にダメージを与えられると言うことです。
糖尿病は血管の病気と言われている
糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満などは血管を痛め付けて傷んでしまう状態にあります。
血管が老化し続けると、動脈硬化の引き金にもなります。
動脈硬化は全身で進行するので、いたるところの血管が固くなり、もろく詰まったり破れたりするのです。
とても恐ろしいんです。
血管内皮細胞の役割
血管内皮細胞は、血管の内側にタイルのように引き詰められた細胞です。
この細胞が、血液が固まらないように抗血栓作用として働いてくれているのです。
血液中には、いつでも固まることのできる成分があり、いつ固まってもおかしくないのですが、この血管内皮細胞が必死に食い止めてくれているのです。
とっても大事な存在。
動脈硬化が血管内皮細胞を傷める
この大事な血管内皮細胞を傷めるのは、動脈硬化の最初の段階なのです。
つまり肥満気味や糖尿病予備軍の人は、気を付けた方がいいと言うこと。
高血圧は、血管に過剰な圧がかかった状態で徐々に内皮細胞が壊れていきます。
高血糖な状態は、高血糖の毒性により内皮細胞の機能が低下し、普段はくっつかない悪いものが血管内皮にベタベタにくっつきます。
そうして血管がボロボロになっていくのです。
その状態で、コロナに感染し血管内皮細胞に炎症が起きて内皮細胞がうまく機能を発揮できなくなると、血が固まりやすくなるのです。
これがコロナ感染症には、血栓が多く見られると言われることなんだと思います。
自粛太りが重症化のリスクに
長期に及ぶ、コロナ禍で運動やスポーツ、課外活動を自粛されてる方も多いと思います。
高血圧や高血糖、糖尿病はコロナに掛かると重症化のリスクとなりそうです。
実際のところ、運動不足による肥満が増えてしまっています。
運動不足だけではなく、食生活や生活習慣の乱れは血管を傷めボロボロにしてしまいます。
血管内皮細胞は鍛えられる
血管内皮細胞は、血液が固まってしまうのを防いでくれる役目があります。
そんな抗血栓作用がある内皮細胞を鍛えることができるのです。
適切な運動をすることで血管を強化して、動脈硬化の予防にもなります。
鍛える方法は、血流が良くなる運動をする。
いまも全く運動していない人はウォーキングやランニング、ストレッチやヨガでもいいので、とりあえず血流が良くなることをする。
自宅で行うオンラインレッスンもいいと思います。
まず、とにかく身体を動かして。
筋トレで血管内皮細胞を強化
オススメは、やはり筋トレです。
筋肉を動かせば、血流が良くなります。
なぜかと言うと、筋肉が血管のポンプの役目をしており血液を毎回押し出すように流れを良くしてくれるのです。
血流が良くなると、栄養素や酸素を運ぶために血管も太く強くなっていきます。
このような状況を作ると血管内では、血管内皮細胞成長因子というものが出て強くなっていきます。
ダイエットするにも血管内皮細胞を強くするにも、一番早く手っ取り早いです。
あまりにハードにやり過ぎると、逆に良くありませんが、そこまで追い込みはゴリゴリな人がやる範囲だと思ってください。
筋肉もついて引き締まり痩せる、そして血管が強くなる!
筋トレは良いことしかない。
運動不足で太っている場合ではない
運動不足での筋力不足や、高血圧、高血糖に危機感をもってほしいです。
自粛することは大切ですが、健康を害してしまってはいけません。
適切な環境かで運動すればいいのです。
休みの日の空いている時間から、、何か運動を始めませんか。